コラム

COLUMNヒアルロン酸注入での豊胸で後悔しないために、リスクや副作用について詳細解説

手軽に受けやすいプチ整形の代表でもあるヒアルロン酸注入は、豊胸術においてもダウンタイムなどが無くすぐに大きなバストを手に入れる事ができる方法として人気です。
ただし、全くリスクや副作用などの心配がないかといえばそうではなく、中にはリスクやデメリットをよく知らないまま治療を受けて後悔しているという方のお話も聞く事があります。
今回は、治療を受けて後悔する事が無いように、ヒアルロン酸注入のリスクや副作用といったデメリット部分について詳しく解説いたします。

ヒアルロン酸注入とは

ヒアルロン酸注入は、特にプチ整形として人気の美容整形術の一つです。
ヒアルロン酸は自重の6000倍もの水を抱え込む事が出来る性質があり、水分を含ませる事でジェル状になるため、これを注射で皮下に注入する事で狙った部位のボリュームアップをする事が出来ます。
粒子の大きさなどによってジェル状にした際の硬さをコントロールする事が可能で、鼻やあごのように硬い組織の整形からバストボリュームの増大まで様々な美容整形で利用されています。

元々肌の保湿効果や、関節のクッションなどの役割を持つ成分として体内に存在している事から、体にとっての害も基本的になく安全に治療を行う事が出来るという点が特徴です。

一方で、ヒトの体にはヒアルロン酸を作ったり分解したりを繰り返すための機能が備わっている事から、注入したヒアルロン酸は一定期間で分解されて無くなってしまいます。
そのためヒアルロン酸注入による治療は永続的な効果ではなく、治療部位や注入するヒアルロン酸の種類によっても異なりますが半年から最大3年程度で元の状態に戻っていくというものになります。

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豊胸治療としてのヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸製剤をバスト内部に注入する事でボリュームアップする事ができます。
バストに注入されるヒアルロン酸のジェルは鼻や輪郭といった治療で使用されるものよりも多くの量を注入する必要があるため、分量に対する金額としては比較的安価なものが使用されます。

豊胸術はこの他にも脂肪注入による方法やインプラントバッグというシリコンなどで出来た人工の豊胸用バッグをバスト内に挿入する方法がありますが、これらの治療は傷が塞がり普段通りの生活を送れるようになるまでのダウンタイムが少なくとも1ヶ月かかり、治療によってできた傷跡や腫れが目立たなくなるまでに半年から1年程度かかるものです。
ヒアルロン酸注入は注入後数日はヒアルロン酸薬剤の移動などを防ぐために圧迫しないようにするなどの対応が必要となりますが、日常生活での制限などはなく傷跡も最初からほぼ目立たないため、ダウンタイムがほとんど存在しないという点が大きなメリットになっています。

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ヒアルロン酸注入による豊胸術は授乳などに影響はありません

豊胸術でよくご質問いただく内容として、授乳に影響がでるかというものがありますが、ヒアルロン酸注入は乳腺の内側部位に行われるものであり、乳腺の働きに影響を与える事は基本的にありません。
そのため、ヒアルロン酸注入を受けた方でも問題なく授乳をする事ができます。

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ヒアルロン酸注入による豊胸の主なリスク・副作用について

ヒアルロン酸注入はとても安全性の高い治療ですが、やはり適切な治療が行われないと副作用が生じてしまう可能性もあります。
主なリスクや副作用としては、下記のようなものがあります。

しこりが出来て残ってしまう

ヒアルロン酸は通常であれば体内で徐々に分解されて無くなっていくものですが、体が「異物」と判断してアレルギー反応を起こしてしまうと、注入されたヒアルロン酸薬剤の周りに膜が作られるような形となり、硬いしこりの状態になってしまう可能性があります。
こうした副作用は特にヒアルロン酸の注入が大きな塊状に行われていたり、薬剤の品質が悪かったりするとおこりやすいといえます。

しこりが出来ないようにするためにはヒアルロン酸の注入を細かい粒状に行う事や、一度に大量の注入を行わない事。そして薬剤の品質管理が適切なクリニックで治療を受ける事などが大切です。

しこりが出来てしまった場合にはヒアルロン酸を溶かす注射での分解促進や、マッサージによって解消を促すケアなどで早期に改善していく事が可能です。

尚、ヒアルロン酸注入によってしこりが出来てしまっても基本的には乳腺などに影響はありませんが、しこりが炎症などを引き起こしてしまった場合は乳腺などに悪影響を及ぼす可能性があるため、除去手術などが必要となるケースもあります。

ヒアルロン酸による血管閉塞

ヒアルロン酸注入において、血管内にヒアルロン酸が注入されてしまうと「血管閉塞」という血管が詰まって血液が流れない状態になってしまうトラブルとなります。
血管閉塞はヒアルロン酸注入における最も大きなリスクで、血流がストップしてしまうためにその先の細胞が壊死してしまうなどの重大な副作用となる可能性があります。
皮下のどの部分に重要な血管があるかなどを正確に把握しつつ、血管閉塞にならないよう確認をしながら注射を行える医師の治療を受ける事が安全な治療のためのポイントです。

腫れや内出血、痛み

豊胸手術の中では侵襲性(体の細胞への損傷)が少ないヒアルロン酸注射ですが、バストの深い位置まで針を刺して薬剤の注入を行う治療ですので、ある程度の腫れや痛みが生じる事は多く、また毛細血管に針があたって損傷があれば内出血が引き起こされます。

痛みの程度としては筋肉痛のようなズキズキとした痛みとよく表現されますが、治療後に麻酔が切れるに従って痛みが出始める形となり、2~3日の間は特に強い痛みや腫れが出る事があります。
治療直後の痛みや腫れは処方される内服薬などで軽減する事が可能で、その後は徐々に痛みや腫れが引いていくので1週間程度もあれば気にならない程度になり、1ヶ月もすれば内出血も含め全ての症状が落ち着きます。

腫れや痛みは血流が促進されると悪化してしまう可能性が高いため、治療後2~3週間までは激しい運動やサウナなどの体温を急上昇させる行動は控える必要があります。
治療後は医師の指示を守ってケアを行い、もし痛みが改善される様子がなければ早めに医師に相談しましょう。

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これって失敗? と感じて後悔するケース

上記のような副作用が生じる事以外にも、ヒアルロン酸注入による豊胸で後悔しやすいケースとしては、治療での仕上がりが「失敗」と感じるような状態であるケースが挙げられます。
具体的に、ヒアルロン酸注入でおこりやすい失敗のリスクは下記のようなものがあります。

あまり大きくなったと感じない

ヒアルロン酸注入は一度に沢山の量を注入してしまうと副作用のリスクも高まるため、多くのクリニックでは一回の注射で片方の胸に最大200㏄程度の注入となっています。
200㏄入れると大体2カップ分のサイズアップとなりますが、殆どの場合はリスクを抑えるためや、コストの兼ね合いなどでこれよりも少ない分量での注入となるため、期待していたほどサイズアップしなくてガッカリしてしまうという事もあるでしょう。
一度の治療で大幅にサイズアップをするためにはインプラントバッグによる豊胸術などを選択した方が適していますので、最低でもどの程度の変化をさせたいかなどを医師としっかり相談するようにしましょう。

想像よりも早く元に戻ってしまった

ヒアルロン酸注入の効果は豊胸目的であれば2~3年と紹介される事が多いかと思いますが、これはあくまでも完全に無くなるまでの期間であって、実際には注入直後から少しずつ分解が始まるため、半年後や1年後は注入直後よりもサイズダウンしていきます。
そのため、2年は効果が維持されると考えていたのに1年も経たずに小さくなってしまい、失敗したと感じるケースがあります。

また、ヒアルロン酸が体内で分解されるスピードは体質によっても異なり、人によってはかなり早く分解が進んでしまう事もあります。

そもそも長持ちしない薬剤を使用する悪質クリニックも

注入したヒアルロン酸が、数週間も経たず非常に短時間で無くなってしまったというSNSでの書き込みなどが一時期話題になりましたが、注入される薬剤の品質などによっては効果が全く持続しない事もあり、こうした低品質の薬剤を使用するクリニックには注意が必要です。
治療を受ける際には使用している薬剤の種類や、管理方法などについて適切に開示しているクリニックを選ぶとよいでしょう。

仕上がりが硬い

ヒアルロン酸が皮膚の表面近くに注入されてしまうと触った時に硬さを感じやすい状態となります。
また、皮膚に近い部分での注入になると動きなどによっては凹凸などが生じてしまい、見た目にも不自然な状態になってしまう事もあります。
注入する深さはこうした仕上がりの不自然さが生じない深さで、かつ乳腺や大胸筋などの組織に悪影響とならないような箇所にする必要があるため、適切な注入を行うためには人体の構造を熟知し、最適な位置に注入できる医師の技術力が必要となります。

デザインが悪い

ヒアルロン酸の注入位置を調整する事でバストデザインを決める事ができますが、術前のカウンセリングが不十分であったり、医師の技術力不足などが原因で仕上がりのデザインが満足できない内容になってしまう事があります。
注入の仕方によって離れ乳の改善をしたり、左右の大きさのバランスを整えたりと綺麗なデザインを作る事が可能になりますので、理想とする仕上がりをしっかり共有して実現できる医師に治療を任せるようにしましょう。

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ヒアルロン酸注入の後に乳がん検診などは可能か

豊胸術でよくいただく質問に、乳がん検診を受ける事が可能かというものがありますが、ヒアルロン酸注入では注入後1ヶ月程度もすれば薬剤が馴染んで簡単に移動しなくなりますので、マンモグラフィー検査を受けても特に問題はありません。
ただし、薬剤の影響で正確な診察が受けにくくなる可能性はありますので、検査の際には豊胸術を受けている事を伝え、どのような検査が適切かを相談するようにしましょう。

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ヒアルロン酸注入による豊胸術で後悔しないために気を付けるべき事

ヒアルロン酸注入による豊胸で失敗のリスクを抑えるためには、まず何よりも症例経験が豊富で技術力のある医師の治療を受ける事です。
注射だけの簡単な治療という認識から、あまり経験が無くても治療を行っているような医師も多くいますが、やはり適切な治療を行うためには十分な知識と技術が必要であり、誰でも手軽に行えるようなものではありません。

また医師の技術が優れていても、事前の医師とのカウンセリング時間が殆どとられていなかったり、低単価で沢山の人数を治療するために一人ひとりの治療にかけられる時間が非常に短かったり、質の悪い薬剤を取り扱っているようなクリニックでは、やはり満足できる結果は期待しにくいでしょう。
ヒアルロン酸注入は「プチ整形」とも呼ばれるくらい手軽な印象の治療ではありますが、治療を受ける際には複数のクリニックでカウンセリングを受けて、最も安心できる所を選ぶなど慎重な医院選び・医師選びをする事をおすすめします。

その他にも、しこりなどのリスクを避けるためになるべく一度に多すぎる注入をしない事や、繰り返し治療を受けすぎない事など、治療におけるリスクを避けるためのポイントがありますので、信頼できる医師とよく相談して最適な治療内容を選択するようにしましょう。
場合によってはヒアルロン酸注入ではない方法を選択した方が、より低リスクで良い結果が得られる事もありますので、なによりもまずは安心して治療を任せられる医師、クリニックを見つける事が、後悔しない治療のために大切です。

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本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

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